ニトリのパインラックがお手軽に大変身

お手頃な価格で人気のニトリ「パインラック」ですが、それなりに安っぽく見えてしまうため目立つところで使うのはちょっと・・と思う方もいると思います。

今回は少しの工夫で、ニトリのパインラックが大人のインテリアにも合うように見違える方法をご紹介します。


DIY後のパインラック


安く見えてしまう理由

安く見えてしまう理由は、価格を抑えるために普通の家具作りの工程で必ず行う工程を省いてあるからです。
その工程とは、

  • 研磨
  • 塗装

の2つです。
これをしていないから安っぽいということは、これをすれば手のかかった家具のようになるということです。
自宅で1時間の手間をプラスするだけで、ニトリのパインラックに木工家具の風合いを出すことができ、見違えます。

研磨

パインラックは無研磨・無塗装のパイン材が使われているため、触ると木肌がざらざらと指に引っかかるのがわかります。
紙やすりをかけて表面を整え、更に目の細かい紙やすりで磨くことで木の質感が変わります。

塗装

パインラックは無塗装の木材を使っているため、水分や油分がつくと染み込んでシミになってしまうため、そのままの状態で長く綺麗に使用するのは難しいです。
また、見ための白っぽく乾いた感じが「すのこ」に近く、安い家具の雰囲気が出ています。
今回は、高級家具やアンティーク家具に使用される蜜ろう入りのワックスを使って、自然で高級感のある塗装をしたいと思います。

ニトリパインラックの組み立て工程


梱包された状態のニトリ「パインラック」


購入したパインラック(2段)と追加棚板1枚です。
カップ類を収納するコーヒーコーナーにしたいので、棚を3段にして棚の間隔を狭くしたいと思い追加棚板も購入しました。


箱に書かれた表示


箱に書かれた表示です。

・組立てパーツは在中
・必須工具はプラスドライバー
・組立目安時間20分


などの情報が書かれています。
ちなみに、2020年12月現在の価格は、3,555円(税込)です。

このサイズの他にも幅や高さ違いの色々なサイズのものがあるので、用途に合わせて選ぶことができます。

今回購入したパインラックの仕様は以下の通りです。



商品コード 8791364
カラー ナチュラル
サイズ 幅61.5×奥行30×高さ82.8cm
素材 パイン
重量 約4.86kg
組立時間 15分
梱包サイズ 幅85.8×奥行33×高さ14cm

開封したところ


開封したところです。

中には、棚板・縦枠が入っています。
これらをボルトで接続するだけの非常にシンプルな構造です。

木材は無研磨・無塗装のパイン材ですが、木目に節がほとんどなくきれいです。磨いて塗装すれば美しく仕上がるポテンシャルがあります。


棚板にナットを入れる


棚板の裏にある穴に、ナットを入れていきます。
全部の棚板分をまとめて入れてしまうと効率が良いです。


縦枠に棚板を取り付けていく


棚板と縦枠を仮留めします。

縦枠に開いた釘穴からボルトを締めると、先ほど棚板に仕込んだナットにねじ込まれていくという仕組みです。
ナットの穴の向きがボルトと合うように調整しながら締めていきます。

この時点では9割ほどの締めに留めてください。


片側の連結が終わったところ


片側の縦枠との連結が完了したところです。
反対側も同じように行います。


対角線の長さを測る


一通り連結が終わったところで、対角線の長さを測っていきます。
同じ長さであれば四角形が歪んでいないと思われるので、ボルトを本締めします。


電動ドライバーのセット


仕上げは電動ドライバー


時間の経過により緩んで来ないようにしっかりボルトを締めましょう。
電動ドライバーが家に一台あると家具の組み立てに便利です。


組立て完了したところ


組み立てが終わったところです。
説明書を見て手探りでの作業でも、記載の通り20分で終わりました。
2回目なら10分で終わると思います。

ニトリ「パインラック」のDIY工程

ようやくここからが本番です。
ニトリ「パインラック」に、研磨と塗装をしていきます。

塗装用の蜜ろうワックスを作る

研磨の前に、蜜ろうワックスを作っておきます。

必要なものは、

  • オイル(亜麻仁油や、えごま油などの乾性油がベスト) 135g
  • 蜜ろう 10g
  • 湯せん用の鍋またはフライパン
  • 耐熱ボウルなどの容器

です。

亜麻仁油やえごま油を使うのは、乾性油の酸化しやすさ・固まりやすさを利用し、木の表面に膜を作るためです。
オリーブオイルやなたね油は不乾性油で、酸化しにくい・固まりにくい性質があるため、木の表面でべたべたしてしまいます。


オイルを湯せんする


今回家に不乾性油がなく、偶然外が嵐だったため、やむを得ずオリーブ油で代用しました。
パイン材は油分を吸うので、余分なオリーブオイルも吸ってくれると思ったからです。
オリーブオイル7:蜜ろう3 の蜜ろう多めで作りました。

先に書いた分量で作ると更に使いやすい蜜ろうワックスができるので、皆さんは上の材料と分量で作ってください。


長野県で購入した小谷産みつろう


5年ほど前に長野県の小谷村にある道の駅で購入した天然の蜜ろうです。
はっきり覚えていないんですが、700円〜800円くらいだったような気がします。美しいはちみつ色と値段の手頃さに感動して2つ購入しました。

普段は東急ハンズや生活の木、ロフトなどで購入することができます。

蜜ろうは、この商品のように黄色い未精製のものと白っぽい精製されたものがあるので、仕上がりの色の好みで選んでください。


オイルに蜜ろうを入れて溶かす


温せんをしながら、オイルの中に蜜ろうを入れて溶かしていきます。


蜜ろうが溶けたところ


蜜ろうが完全に溶けたら完了です。火を止めてボウルごと湯から外します。
別の容器に保管したい方はこの時点で移し替えます。

※蜜ろうワックスは既に出来上がったものが売っていますので、既製品を購入すればよりDIYが簡単になります。

パインラックを研磨する

次はパインラックを研磨していきます。
用意するものは、

  • 紙やすり #100
  • 紙やすり #150
  • 紙やすり #240
  • 木片

です。

紙やすり#100は木のエッジを丸くするために使ったのですが、シャープなままが良いという方は不要です。
#150と#240のみご用意ください。


紙やすりのセットを使いました


細かいところは手で紙やすりをかける


平らな面などは木片に紙やすりを巻いたものを使う


最初に#100の紙やすりを使って、木の角に丸みが出るように削りました。
エッジに丸みがあると、温かみと味わい、手のかかった家具の感じがでて私は好きなのですが、もしシャープな雰囲気にしたい場合はこの作業は省略してください。

次に"150の紙やすりを見える部分全体に隈なくかけます。
表面の木のけば立ちや凹凸を滑らかにします。
木片に紙やすりを巻きつけたものを使うと、広い面をきれいに研磨することができます。
その際は、必ず木目に沿って水平に動かしてください。

最後に#240の紙やすりを見える部分全体に隈なくかけます。
これによって、木の手触りが一気にすべすべとした感触になります。

きれいに研磨することで、塗装したあとの仕上がりに差が出るので丁寧に行いましょう。


刷毛などで木の粉を払う


研磨が終わったら、刷毛などで木の粉を払います。
木の隙間などに詰まるのでしっかり落としてください。

蜜ろうワックスで塗装する

先ほど作った(もしくは購入した)蜜ろうワックスをパインラックに塗っていきます。
用意するものは、

  • 蜜ろうワックス
  • ウェス(古くなった綿シャツなどが◎)

です。


蜜ろうワックスを塗っていく


ウェスに蜜ろうワックスを付けて塗っていきます。

最初は多いかな?と思うほどたっぷり目に塗っていき、後から伸ばして拭き上げます。


最初はたっぷり目に塗る


木が濡れた色味になり、木目がはっきりと現れました。

全体に薄く伸ばしたら、新しいウェスでしっかりと拭き上げて完了です。


塗装が終わったところ


塗装が終わった際の写真です。
無塗装の時にはなかった自然なつやと木目が出ました。
研磨をしたので表面は滑らかで木の角には丸みが出ています。


塗装がおわったパインラック


1晩乾かしたら完成です。

もし余裕があれば、1晩乾かしたのちに2回目の塗装をすると、より美しく仕上がります。

DIY前後の比較写真


左がDIY後、右が前


左が後、右が前


左が後、右が前



・・・・・



完成したコーヒーコーナー


早速カップなどを設置しましたが、雰囲気の良いコーヒーコーナーになり満足しています。
塗装済みで汚れがつきにくいので安心して使えます。

PCなどのディスプレイでは伝わりにくいのですが、塗装に蜜ろうワックスを使用することで、一般的なラッカー塗装の家具にはないあたたかい雰囲気と木の味わいを出すことができます。

ニトリのパインラックを大人のインテリアにも合うように簡単DIYする方法、是非みなさまもお試しください。





インテリア

オススメの記事

人気の記事

カテゴリーリスト

キーワードリスト