赤ちゃんが手押し車を使って歩く姿はとてもかわいいですね。
でも赤ちゃんの成長はとても早く、せっかく購入してもすぐ使わなくなってしまうおもちゃやグッズは多いので、本当に必要なのか迷う方も多いのではないでしょうか。

物を増やしたくない派の私は、迷いに迷って10ヶ月の娘用に手押し車を購入しました。

この記事では、

  • 手押し車はいつからいつまで使えるのか
  • 手押し車はどんなメリットがあるのか
  • そもそも必要なのか
  • 手押し車を買って良かったか、失敗だったか

などについてまとめました。


手押し車はいつから使える?

手押し車は、つかまり立ちを始めた頃から使うことができる

赤ちゃんが手押し車で遊べるようになるのは、つかまり立ちができるようになってからです。
つかまり立ちができるようになった赤ちゃんはその後、つたい歩き→ひとり立ち→ひとり歩き、と少しずつ成長を進めて行きます。
この際、手押し車を使って遊ぶことで、効果的に筋力やバランス感覚を身につけることができます。


実際の使用は、赤ちゃんの様子をよく観察して時期を判断する

とはいえ、つかまり立ちを始めたばかりの赤ちゃんはまだ立っているだけで精一杯です。

もし手押し車で遊びながら転んでしまった場合、転び慣れていないと怪我をしてしまうかもしれません。
赤ちゃんがつかまりながら立ったり座ったりを自分でできるようになり、バランスを崩しても上手に倒れられるようになってから手押し車を始めると安全面で安心ですね。

手押し車の口コミなどを読むと、使用開始したタイミングは

  • つかまり立ちに慣れてきたら
  • つたい歩きができるようになったら
  • 椅子などを押して歩くようになったら

など、赤ちゃんの成長に合わせて様々なようです。


10ヶ月から手押し車を使用した感想

私は娘が10ヶ月から手押し車を使用開始しました。
きっかけは、遊びに行っていた子育て支援センターに、手押し車が新しいおもちゃとして入ってきたことでした。
管理人は手押し車が必要なものだと思っておらず、完全に受け身でのスタートでした。

娘は7ヶ月からつかまり立ちやつたい歩きをしていましたが、10ヶ月ではまだ足の裏をしっかり床につけて立つことができず、足首がぐらぐらと不安定な様子でした。

「しっかり立つこともできていないので、まだ早いだろうな」

と思いつつ何となく手押し車のハンドルを握らせてみたところ、1日目はよろけてうまく押せず座り込んでいました。

「やっぱり早かった!」

と思いました。

ところが、、

2日目には突然すいすい押して歩くようになりました。

赤ちゃんの成長のスピードはいつも親の予想を超えてきますね。

7ヶ月の初めからつたい歩きを始めて数ヶ月横歩きを練習してきた娘は、「前に向かって歩く」きっかけを待っていたようです。
前に進む手押し車はそんな娘にぴったりのおもちゃだったようです。

今になって思うと、9ヶ月頃から寝室にある背の低いスツールを時々押して遊んでいました。
何気なく見ていましたが、成長のために「前に歩きたい欲求」が出てきていたんですね。


個人的なベストタイミングは「前に進みたい欲求」が見られたら

私は娘が椅子を押して歩く「前に進みたい」サインを見逃しており、偶然手押し車で遊んだところ、水を得た魚のように大喜びでした。
こんなに喜ぶのなら、「もう少し早く遊ばせてあげれば良かった」と思いました。

というわけで個人的なベストタイミングは、

  • 椅子や箱などを押して遊ぶようになったら

です。

早めに購入しておいて、赤ちゃんが遊びたそうにしたタイミングで始めるのも良いですねー。



・・・・・


手押し車にはどんなメリットがあるのか

では手押し車を使うことで、赤ちゃんの成長にどのようなメリットがあるのでしょうか。

バランス感覚を養うことができる

手押し車を使って立ったり歩いたり座ったりすることで、バランス感覚を養うことができます。
また手押し車が転倒をある程度防いでくれるため、安全に歩行の練習ができます。

全身の筋力を鍛えることができる

手押し車を使うことで、一人で立ったり歩いたりする際に必要な筋力を鍛えることができます。
腕で車を押す、足を前に出す、背筋を伸ばす、足の裏を地面につける、など色んな動きが遊びながら身につきます。

室内で体を動かせる

手押し車が使える頃の赤ちゃんは、部屋遊びでは体力を持て余しがちです。
手押し車を使うことで、室内でも全身を使って運動をすることができます。

赤ちゃんがすごく楽しそう

赤ちゃんにとって手押し車は、「歩きたい」という気持ちを満たしてくれ、今までつたい歩きではできなかった「行きたい場所に移動する」ことを手助けしてくれるおもちゃです。

10ヶ月の娘が手押し車で上手に遊ぶことができた時、笑顔を爆発させていました。
手押し車を押しながら「ママ見て見て」と得意そうな顔で歩いて行く姿の嬉しそうなこと、、。

これまで遊んだどのおもちゃとは別格の嬉しそうな顔でした。

親が感動する

手押し車を押して歩く姿は、赤ちゃんの成長をはっきり感じて感動します。
完全に個人的な意見ですが、私は「初めて寝返り」したり、「初めてつかまり立ち」をした時と同じくらい感動しました。
しかも、手押し車はおもちゃなので赤ちゃん自身も楽しそうな笑顔を見せてくれたりします。
「成長」+「赤ちゃんの笑顔」は親のハートを撃ち抜きますね。

手押し車で遊ぶ写真がかわいい

手押し車を押すときの赤ちゃんはとても嬉しそうにすることが多いので、とびきりの笑顔の写真を撮るチャンスです。
また、成長の記録としては「つたい歩き」→「ひとり立ち」、の間の1シーンとして記念に残る写真になります。



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手押し車のデメリットは?後悔した点

反対に、手押し車のデメリットと購入して後悔した点はこちらです。

やや場所を取る

私が購入した手押し車は、幅30センチ奥行き37センチ高さ40センチでした。
ちょうどA3サイズ程度の置き場所が必要です。
それほど場所を取るわけではありませんが、部屋がベビーグッズで占領されがちなので購入時は少し悩みました。

重要なハイハイの機会を減らす可能性

赤ちゃんの発達にはハイハイがとても重要です。
筋肉や骨の正常な発達を促すため、また脳の発達のために、できるだけ多くハイハイの動作を経験しておくと良いと言われています。
手押し車を早期から長時間使用した場合、このハイハイの機会を減らしてしまうことがあるかもしれません。

使用方法を誤ると怪我のおそれ

多くの手押し車は転倒しにくい設計になっています。
しかし、障害物があったり段差があると転倒や落下のおそれがあるため遊ぶ際は場所を整える必要があります。
また、遊び慣れないうちはバランスを崩しやすいのでとくに注意が必要です。

使用できる時期はやや短め

手押し車はつかまり立ちができる頃から2歳くらいまでを対象としたおもちゃです。
子育て支援センターで色々な月齢の子どもたちが遊ぶのを見ましたが、最もこのおもちゃが喜ばれるのは1人で歩けるようになるまでの3〜6ヶ月間ほどという印象でした。

購入前はこの期間の短さに悩みましたが、よく考えたら殆どのおもちゃはもっと早く飽きてしまうので(酷い時は数秒...)、手押し車はかなり健闘している方だと思います。
またほとんどの手押し車には音がなったり人形が動いたりというギミックがあるため、2歳近い子でも押して走って遊ぶ姿をよく見かけました。

買って後悔した点はなし!でも商品選びには少し後悔も

必要性や場所を取ることなど、悩みに悩んで購入した手押し車ですが、購入してから後悔した点はありません!
本当に買って良かったと思います。そして家族からも「買ってくれてありがとう(赤ちゃんが遊ぶ姿が見られて良かった)」と言われます。

ただし、商品選びには少し後悔が、、、。
子育て支援センターに置いてある手押し車がとても良かったのですが、価格を見ると似たデザインで半額以下のものがあったためそちらを購入しました。
使ってみると、素材やデザイン、安定感や仕掛け音の心地よさなど、比較するとやはり高価なものの方が配慮されているなと思いました。

娘はどちらも大喜びで使っています。
多少の使い勝手の差よりも、その時見ている大人の反応が良いか(喜んでくれたり驚いてくれる)が娘にとっては重要なようです。

おすすめの手押し車

色々な手押し車を試したり使ってみた結果、おすすめの手押し車はこちらです

KOIDE 日本製  ぶなの木の手押し車



木製おもちゃの専門メーカー・KOIDEの手押し車です。
合板ではなくぶなの木を使用して丁寧に加工されている贅沢な仕様で、滑らかで温かみのある手触りと質感があります。

実際に使用したところ、動かした時の安定感が素晴らしく横にも後ろにも倒れにくいと思いました。
おもちゃや仕掛けがたくさんついた手押し車と比べるととてもシンプルなデザインですが、私が通っている子育て支援センターでは一番人気でした。
私はこちらの手押し車で楽しそうに遊ぶ娘を見て自宅に購入しようと思いました。


KOIDE 日本製 ぶなの木の手押し車

日本の職人が作るカタカタ手押し車。歩き始めのお子様へ!とても楽しく歩き練習ができます。押して歩くとあひるが1匹づつ飛び跳ねて順番に「カタッ♪カタッ♪カタッ♪」と音を鳴らしてくれるのでお子様も喜びます。

KISS BABY ペンギンのおしぐるま



ベビー用品の専門店・KISS BABYの手押し車です。

押すとペンギンがカタカタと動く仕掛けで、シンプルなデザインはKOIDEのものと似ています。
KOIDEのものに比べると押した時に少しぐらつく感じがあり安定感は劣る印象ですが、10ヶ月の娘はものともせず楽しく遊んでいます。
動かした時のタイヤや仕掛けの動く音は結構大きめで、マンションなどではマットを敷かないと下の階に響きそうです。

素材が合板のためか、何と言ってもお手頃な価格が魅力です。
おなじシリーズに犬やひよこのデザインもあります。


KISS BABY ペンギンのおしぐるま

かわいいペンギンがカタカタと動きます。ハンドルの下にはくるくる回るおもちゃ付き。 ゴム付きのタイヤとクッションバンパーで床や壁・家具への傷を防ぎます。 後ろに進まない安心構造。後ろ方向への転倒を防止するストッパーもついてます。 ネジを4本止めるだけの簡単組み立て。


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