【2021年最新版】楽天銀行のメリット・デメリットをまとめてみた
楽天銀行は、楽天市場などでもよく知られる楽天グループが運営している国内最大級のネット銀行で、20代〜60代以上まで幅広い年齢層に利用されており、口座数は900万を突破しています。
※2020年9月調べ(公式サイトより)。
楽天市場でのショッピングと連動したキャンペーンや手数料・ポイント面でのお得さなど、2020年度ネット銀行のキャンペーン満足ランキングでは1位を獲得しています(※)。
※出典:https://life.oricon.co.jp/rank_netbank/bank/evaluation-item/campaign.html
コンビニのATMで手軽に入出金できたり、スマホのアプリで振込が完結できるなど、その手軽さ・便利さも「ネット銀行ならでは」な楽天銀行の魅力です。
他にも、取引内容に応じて楽天スーパーポイントが貯められたり、ATMでの振込手数料を無料にすることもできたりなど、楽天銀行はお得で充実したサービスで好評を得ています。
今回はそんな楽天銀行のメリット・デメリットをまとめました。
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まずは楽天銀行の特徴をまとめてみました。
楽天銀行の特徴
- 会員ステージに応じて様々な特典が受けられる
- 「ハッピープログラム」で銀行取引ごとにポイントが貯まる
- 貯まったポイントは振込手数料、楽天銀行デビットカードの支払い、外貨預金の預入れに利用可能
- 近くのコンビニATMが24時間365日利用可能
- 残高によってATM手数料無料回数が0〜7回
- 楽天銀行で給与受取をすると他行宛振込手数料が月3回無料
- 残高によって他行宛振込手数料の無料回数が0〜3回
- 楽天証券とのマネーブリッジ連携で普通預金金利が0.10%に
- 配当金受取のキャンペーン応募で1件ごとに10円もらえる
- 1週間と2週間の定期預金が利用できる
- デビットカードの還元率が1%
- Pay-easyが使用可能
- 住宅ローンのサービスもある
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まず、楽天銀行の大きな特徴は『会員ステージに応じて様々な特典が受けられる(会員ステージ別特典)』ことです。
利用状況次第で、
・ATM手数料が最大月7回まで無料
・他行振込手数料が最大月3回まで無料
になります。
会員ステージ別特典とは?
以下、楽天銀行の会員ステージ別特典についてまとめました。
楽天銀行会員ステージ別特典
スーパーVIP (残高300万以上・取引30件以上) |
ATM利用手数料:7回/月無料 他行振込手数料:3回/月無料 楽天スーパーポイント:3倍 |
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VIP (残高100万以上・取引20件以上) |
ATM利用手数料:5回/月無料 他行振込手数料:3回/月無料 楽天スーパーポイント:3倍 |
プレミアム (残高50万以上・取引10件以上) |
ATM利用手数料:2回/月無料 他行振込手数料:2回/月無料 楽天スーパーポイント:2倍 |
アドバンスト (残高10万以上・取引5件以上) |
ATM利用手数料:1回/月無料 他行振込手数料:1回/月無料 楽天スーパーポイント:1倍 |
ベーシック(条件なし) | 楽天スーパーポイント:1倍 |
会員ステージによってお得な特典が利用できるのはメリットですね。
金利や提携ATM、手数料について
続いて、金利や提携ATM、手数料などについてまとめました。
※2021年1月現在
金利や提携ATM、手数料まとめ
普通預金金利 | 0.02%〜0.10% ※以下の「楽天銀行のメリット・高金利」にて詳しく解説 |
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提携ATM | セブン銀行 イオン銀行 PatSatEnet ローソンATM 三菱UFJ銀行 みずほ銀行 ゆうちょ銀行 |
提携ATM手数料 (入金) |
【3万円以上】 無料 【3万円未満】 220円(セブン銀行、イオン銀行、PatSat) 275円(Enet、ローソンATM、三菱UFJ銀行、みずほ銀行、ゆうちょ銀行) ※会員ステージに応じて最大7回/月無料 |
提携ATM手数料 (出金) |
220円(セブン銀行、イオン銀行、PatSat) 275円(Enet、ローソンATM、三菱UFJ銀行、みずほ銀行、ゆうちょ銀行) ※会員ステージに応じて最大7回/月無料 |
振り込み手数料 | 無料(楽天銀行口座宛て) 168円(ゆうちょ銀行本人口座宛て、楽天銀行以外の金融機関口座&3万円未満) 262円(楽天銀行以外の金融機関口座&3万円以上) ※会員ステージに応じて、楽天銀行以外への振り込みが最大3回/月無料 |
キャンペーン | 新規入会&クレジット機能利用でポイント進呈など ※期間によってさまざま |
新規口座開設や開設後のエントリーでのキャンペーンなど、開催中のキャンペーンは以下のページに一覧掲載されています。
https://www.rakuten-bank.co.jp/campaign/
楽天銀行
口座開設などに関するキャンペーン一覧です。口座開設のキャンペーン以外にも、定期預金・BIG・toto・FXなど現在実施中のお得な魅力あるキャンペーンをご紹介いたします。
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楽天銀行のメリット
上で楽天銀行の特徴やステージ別特典についてまとめましたが、ここからメリットとデメリットについて詳しく解説します。
1. 近くのコンビニATMが24時間365日利用可能
いつでも(24時間365日)コンビニATMでお金を下ろすことができます。
ふつうの銀行ATMは曜日や祝祭日、時間帯によっては利用できないため、いつでも営業しているコンビニのATMはとても便利です。
ネット銀行も普通の銀行と同じくキャッシュカードを作り、ATMでそのカードを利用して簡単にお金を引き出すことができます。また、楽天銀行にはクレジット機能も付帯しています。
使用可能なATM
- セブン銀行ATM
- イオン銀行ATM
- ローソンATM
- イーネットATM
- ステーションATM パッとサッと
- みずほ銀行ATM
- ゆうちょ銀行ATM
- 三菱UFJ銀行ATM
- ビューアルッテ(出金のみ)
2. ATM手数料0円(最大月7回まで)
ATMを使うときに気になるのがATM手数料ですが、楽天銀行で新規口座を開設すると、6ヶ月間ATM手数料が月5回無料です。
また7ヶ月目以降も、無料でエントリーできる優待プログラム「ハッピープログラム」に参加することで、月最大7回無料になります。
ハッピープログラムとは楽天銀行が設けているステージ制度。
ハッピープログラムは楽天銀行に預けている金額が多くなるほど、振込手数料が月3回まで無料になったり、ATMの利用手数料が月7回まで無料になったりなどの多彩な優遇を受けられるサービスです。
※利用状況に応じて、5つのステージに自動でランク分けされます(ステージごとの詳細は上記の表を参照 ※こちらをクリックすると表へジャンプ)
預金額に応じて、以下の回数のATM利用手数料が無料になります。
・10万円以上預けていると月1回
・50万円以上預けていると月2回
・100万円以上預けていると月5回
・300万円以上預けていると月7回
※お金を下ろすだけでなく、ATMへの入金だけでも無料回数を1回消化します。
※ただしATMで入金する場合は、1回30,000円以上の場合は手数料が無料。
もし複数の銀行に口座を分けているのであれば、利用にあたって楽天銀行に集約するのも良いかもしれません。
3. 他行振込手数料0円(最大月3回まで)
最大月3回まで他行振込手数料が無料になります。
一般的に、他の銀行へ振り込む場合やATMを利用する際にはその都度 手数料が発生しますが、ステージに関わらず楽天銀行口座を給与・賞与・年金の受取口座に指定し、実際に給与や年金を受け取ることでも、他行振込手数料が翌月3回無料になります。
もし毎月振込がある場合、楽天銀行に切り替えることで振込手数料の節約になります。
他行振込手数料が無料になる回数は、ATM手数料と同じく楽天銀行の残高か、取引件数によって回数が変わります。
(上記ステージごとの特典参照 ※こちらをクリックで表へジャンプ)
ちなみに楽天銀行同士での振込の場合は振込手数料が無料です。
1回あたりわずか数百円でも、ちりも積もれば…。銀行の残高が多くなるほどお得になるので、振込手数料が高いと感じている方はメリットが大きいです。
4. 楽天スーパーポイントが貯まる、使える
楽天が運営するポイントサービス「楽天スーパーポイント」は1ポイント=1円として利用可能。
楽天市場だけでなく楽天ブックス、楽天トラベル、楽天オークションなどで利用できます。
通常ポイントの有効期限は、最後にポイントの付与があった日から約1年間。
ポイントはATM利用手数料の場合と同じく、預ける金額や取引件数に応じてポイント獲得倍率が増えていき、最大3倍にもなります。
最大3倍のポイント獲得倍率なら、例えば5万円の商品を購入した場合、5万円×3%=1,500円分のポイントをゲットできます。楽天市場を頻繁に利用する方は貯まりやすく、お得です。
振込・入金・ATM利用などで「楽天スーパーポイント」が貯まる
楽天銀行のサービスを使うことで楽天ポイントが貯まる、という点は大きなメリットです。
以下のような対象のサービスの利用でポイントが貯まります。
- 他行口座からの振込
- 楽天銀行法人口座からの振込入金
- 給与 ⁄ 賞与 ⁄ 年金(国庫金)の受取
- 他行口座への振込
- 口座振替(自動引落)
- JRA 即PAT・楽天競馬・SPAT4への入金
- ボートレースへの入金
- KEIRIN.JP・チャリロト・Kドリームス・e-SHINBUN BETへの入金
- 楽天バンク決済
- Pay-easy(ペイジー)
- 楽天銀行即時入金サービス
- ゆうちょ出金
- ATM取引(入出金)
※ハッピープログラムの条件を満たした特典の楽天ポイントは、毎月2日に付与されます。
また、楽天銀行では年会費無料のデビットカードを利用可能です。。
クレジットカードは「後払い」ですが、デビットカードは「決済即時に口座から引き落とされる」ので、お金の使い過ぎを防止するのにもオススメです。
デビットカードでの利用でも楽天ポイントが貯まり、利用金額100円につき1ポイント付与されます。還元率は1%なので、クレジットカード並みの恩恵を受けられます。貯まった楽天スーパーポイントは、世界中のJCBやVISAの加盟店で使えるほか手数料にも充てられるので便利です。
※楽天銀行デビットカードの詳細は以下リンクをクリック
楽天銀行デビットカード(公式ページ)はこちら
5. スマホでサービスが利用可能
外出時に残高を確認する必要が出た場合など、スマートフォンで手軽に口座の確認ができます。
残高の確認や利用状況など、どこでも簡単・手軽にチェックできます。
また、上で解説したとおり他行口座への振込などもスマートフォンでできるため、振込先の口座情報さえわかれば、自宅にいても振り込みが完了します。
高金利セキュリティ対策も万全のため、安心して利用できるのもメリットです。
6. 高金利
楽天銀行の普通預金金利は年0.02%ですが、一般的な銀行の普通預金金利は0.001%なので、その差は20倍。
さらに、楽天銀行と楽天証券口座との連係サービス(マネーブリッジ)を利用すれば普通預金金利が通常の5倍、年間0.1%になります。一般的な銀行(0.001%)と比較するとなんと100倍です。
ポイントなどに加えて金利の面でも非常にお得、かつ資産を増やすのに有効であると言えます。
※ただし、投資口座を利用する際にはそのリスクを十分に理解したうえでご利用ください
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楽天銀行のデメリット
1. 実店舗がない
実店舗がないことで(銀行側は人件費などのカットができる)上記でも解説したようなネット銀行のさまざまなメリットが生まれています。
しかし、実店舗がないことがデメリットにもなってしまいます。
デメリットとしてよく挙げられるのが、「実店舗での相談ができない」ということです。
口座の利用において、また資金の運用において何らかのトラブルなどが発生した場合、実店舗のあるネット銀行なら直接相談ができますが、実店舗がない場合は直接相談することはできません。
そのため、パソコンやスマートフォンでの操作に慣れていなかったり、窓口などでのスタッフとの対面相談が必要な方には向かない可能性もあります。
ただし、電話でのお問い合わせは可能なので、過度に心配する必要もないでしょう(丁寧に案内してくれます)。
実店舗が無いことによる対面相談はできませんが、お問い合わせやトラブル時は対人で対応可能です。
2. ほかのネットバンクよりも手数料が高い
一般的な銀行よりは安いものの、ほかのネットバンクに比べると楽天銀行の振込手数料やATM手数料などの手数料は高い傾向にあります。
振込手数料やATM手数料が月に数回無料になる「ハッピープログラム」を上手に活用することをオススメします。
楽天銀行の残高・取引件数を増やしてステージを上げることで、他のネットバンクよりも有利に利用することができます。
3. ATMを使って楽天銀行に入金する額が3万円未満だと手数料が発生する
ATMを使って楽天銀行に入金する際、3万円未満だと手数料がとられます。3万円以上の入金であれば手数料は無料です。少額を楽天銀行に入金する際は注意しましょう。
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口座開設方法
楽天銀行の口座開設は簡単です。
・配達による受取人確認配達サービス
・郵送の利用
・楽天銀行アプリ
の上記3つから選択可能で、なかでも楽天銀行アプリの利用がスピーディーでオススメです。
PCやスマホから楽天銀行の口座開設の申し込みを行い、本人確認が済めば2日~2週間ほどで手続きが完了します。
本人確認書類を撮影して送信するだけでOKなので、郵送よりも早く口座が開設できます。
楽天銀行アプリアプリを使った口座開設の流れ
- 楽天銀行アプリをダウンロード
- PCやスマホから口座開設の申し込み
- 本人確認書類を撮影、データ送信(免許証の裏表の画像など)
- 本人確認がとれたら、指示に従って初期設定
- 初期設定ができれば完了
楽天銀行アプリ(公式ページ)はこちら